bardの日記

bardはペンギンの日記を見ました。
ペンギンはここで日記を書いていました。
偶然見つけた日記を見て思いました。

ペンギンは幸せになって、この日記をやめたみたいです。
bardは思いました。
ここで日記を始めたら、ペンギンみたいに幸せになれるかもしれない。
ペンギンみたいに、幸せになれるかもしれない。

bardは鳥なのに遠くへ飛ぶことができませんでした。
いつも自分に自分に自信がなくて、自分が嫌いでした。
でも自分のことを好きなのは自分しかいません。
だから自分が嫌いで、そして好きでした。

bardはとても好きな人がいたのに、その人と会えなくなりました。
とても遠い存在になったのです。
bardが遠くまで飛ぶことができたら、追いかけることができるのに。
bardには何もありません。
遠くへ飛べる強い羽も綺麗な羽も何も持っていなかったのです。

だから少しでも強く、少しでも綺麗な羽になるようにがんばっています。
でも頑張ることは難しいです。

最近少しずつあの人のことを忘れていくような気がします。